中古スマホ買いたいけど、バッテリーの劣化が心配…
中古スマホのバッテリーは寿命が短いという話を耳にしたことがあると思います。
ここでは、中古スマホを購入するときにバッテリーの寿命確認をする方法をご紹介します。
これを見れば、中古スマホのバッテリー寿命の確認方法とバッテリーが劣化していたときの対策がわかります。
本記事の概要
- 中古スマホのバッテリー状態の確認方法
- 中古スマホを購入後にバッテリーが劣化していたときの対策
また、一番最初にスマホに内蔵されているバッテリーのリチウムイオン電池についても簡単に触れたいと思います。
バッテリーの機構を理解することで、「なぜバッテリーが劣化するのか?」「どのようにすれば対策できるのか?」の理解を深めることができます。
中古スマホのバッテリー状態の確認方法
中古スマホのバッテリー状態を確認するには、いくつかの方法があります。
- スマホのスペックから確認
- 中古スマホの新品が販売された時期から推定
- 中古スマホの保存状態から推定
冒頭にも触れましたように、上記を確認する前に簡単にバッテリーの機構と劣化メカニズムをご紹介します。
そもそもバッテリーが劣化する原因は?
一般的にバッテリーの劣化には2つの要因があります。
- サイクル劣化
- 保存劣化
バッテリーのサイクル劣化とは?
サイクル劣化とは、バッテリーの充電・放電を繰り替えることによる劣化のことです。
一般的にサイクル劣化の保証は100%→0%→100%を繰り返しで500サイクル(cy)と言われています。
仮に、100%→50%→100%で使用していたとしても、少しずつではありますが、バッテリーが劣化してきます。
とはいえ、満充電から0%まで使い切る方がバッテリーの劣化が早いため、一般的なスマホの使用ではバッテリーの保証はもっと長いと言えます。
また、「保証」であって、「寿命」ではないので、実際の「バッテリーの寿命」はさらに長いといえます。
バッテリーの保存劣化とは?
バッテリーの保存劣化とは、電池残量が少ない状態や満充電状態で放置するとバッテリーの劣化が起きます。
バッテリーの寿命を長く保つためには、なるべく50%を維持すると良いとされています。
各社スマホメーカーでも満充電を回避するための方法などが実装されていますので、あまり気にする必要はありません。
また、高温や低温環境での使用もバッテリーを劣化させる原因になります。
スマホのバッテリーに気を遣うのであれば、高温・低温環境はなるべく避けるように、注意しましょう。
ここまでをまとめます。
- バッテリーは自然と劣化する
- とはいえ、バッテリーの寿命自体は結構持つ
バッテリーの劣化を理解していただいた上で、次に中古スマホのバッテリー劣化状態を確認する方法に入ります。
中古スマホのスペックから確認
中古スマホを購入するときには、バッテリーの寿命なのか、元々のスマホのバッテリーが少ないのかを見極める必要があります。
まずは、スマホの元々のバッテリー容量を確認しましょう。
具体的に、最近発売されたスマホであれば、初期のバッテリー容量が「2000mAh以下」あれば、バッテリー容量が少ないです。
参考までにiPhoneのバッテリー容量の一部を記載します。
機種 | iPhone11 | iPhone XS | iPhone X | iPhone 8 | iPhone 7 |
---|---|---|---|---|---|
バッテリー容量 | 3,110mAh | 2,658mAh | 2,716mAh | 1,821mAh | 1,960mAh |
中古スマホの発売時期から
中古スマホのバッテリー確認方法の1つとして、スマホの発売時期が一つの指標になります。
中古スマホの中でも「新しいもの」と「古いもの」がありますので、バッテリーの状態も変わってくると思います。
中古スマホの保存状態から
中古スマホの前任者の使用状況を完全に把握できるわけではありませんが、傷や損傷状態から、どのようにそのスマホを使用していたのかをある程度把握できます。
中古スマホの中でも美品を選ぶことで、より保存状態が良いものを選ぶことができます。
中古スマホのバッテリーが劣化していたときの対処方法
万が一、購入した中古スマホのバッテリーが劣化していたときの対処方法を記載します。
- モバイルバッテリーを用意する
- バッテリーを交換する
モバイルバッテリーを持参する
モバイルバッテリーを説明しますと、携帯型のバッテリーで、外出先にでも電気を蓄えて持ち運ぶことができるアイテムです。
みなさんの中にも使ったことがある人が多いのではないでしょうか。
結論、バッテリーの寿命が少し減った程度であれば、モバイルバッテリーと併用することで、対策は十分可能です。
もし、外出先で頻繁にスマホを使用するのであれば、容量の大きいモバイルバッテリーがあれば安心です。
一般的に「5000mAh」ほどあれば、1日分のバッテリー容量としては十分です。
バッテリーを交換する
バッテリーがあまりにも劣化していて、充電した後2~3時間程度でバッテリーが切れるようであれば、深刻な状態です。
そうなってくると、バッテリーを交換した方が良いです。
バッテリーの交換費用は一般的に「5000~10000円程度」なので、新品のスマホを購入するよりも、「中古スマホ+バッテリー交換」の合計の方が安くなります。
まとめ:中古スマホのバッテリー確認方法と対策
いかがでしたでしょうか。
一部の情報ではバッテリーの寿命は2~3年と言われています。
しかし、実際には通常使いでバッテリーの寿命がそんなに短いことはありません。
5年半経過したスマホであってもこれほどの寿命があるということは、最新のスマホであればもっとバッテリー寿命が改善されていると言い換えることができます。
また、バッテリーが寿命を迎えたとしても先述の「バッテリー交換」や「モバイルバッテリーの持参」をすることで、対策は可能です。
中古スマホを検討されている方は中古スマホの使い方の記事も確認いただければと思います。
こういった疑問があると思います。 結論から述べると、「中古スマホは初期設定」が完了したら、すぐに使えます。 とはいえ、新品のスマホを店舗でしか購入したことが無く、「設定は店員さんにお願いした」という方も多い …
参考になれば幸いです。