学生

みなさんは「格安sim」を使われていますか?

格安simについてあまり詳しくない方は以前紹介したこちらの記事で確認いただけます。

格安simに乗り換えて料金を節約する方法

格安simは動画をたくさん見ない人や大容量のダウンロードをしない人にとっては、格安simは節約効果の高いものとなっています。

しかし、中学生や高校生が格安simにすると、Youtubeの視聴やゲームのアップデートなど、外出先で速度制限がかかると快適に使用できなくなります。

とはいえ、中学生や高校生がどのくらいの高速通信容量が必要で、格安simに乗り換えるとどのくらいの高速通信枠がなのか?という点がわかりにくいと思います。

そこで今回は中学生、高校生に格安simを持たせるときの注意点というテーマで記事を書いていきたいと思います。


中学生や高校生に格安simを持たせるときの注意点

中学生や高校生に格安simを持たせるときの注意点はズバり通信容量の制限です。

その理由は、中学生や高校生は外出先で「スマホゲーム」や「Youtube等の動画の視聴」をするため、結構なボリュームの通信容量になります。

読者のみなさま読者のみなさま

本当にスマホでそんなにゲームや動画視聴をするの?

と、疑問に思っている方もいらっしゃると思いますので、具体的な中学生や高校生のスマホ実情データを次に示します。

中学生や高校生のスマホ事情

中学生、高校生が必要としている通信容量を把握するためには、具体的にスマホをどのような意図で使用しているのかを調査する必要があります。

そこで、今回は平成30年度のデータをご紹介します。

スマホ等の使用状況(スマホ等と記載しているのは、タブレットやパソコンも含むため)

コミュニケーション動画視聴音楽視聴ゲーム学習など
中学生68.2%80.9%62.8%74.1%36.0%
高校生89.7%87.4%80.6%74.6%48.4%

御覧のようにかなりの高確率で動画視聴やスマホ等ゲームをしていることが確認できます。

また、これらのデータは「政府統計データ」となりますので、信頼性は十分かと思います。

この中で、通信容量が多い順で整理をすると、

  1. 動画の視聴
  2. ゲーム
  3. 学習など
  4. コミュニケーション
  5. 音楽視聴

になります。

では、具体的にどのくらいの通信容量が必要になるのかを掘り下げていきます。

中学生や高校生が必要な通信容量

動画の視聴はこの中で断トツで通信容量が必要になります。

具体的な例としては、youtubeの動画を標準的な解像度360pで1日1時間視聴したとすると、300MBほどの通信量になります。

これは、格安simの1GBのプランだと3日で消費してしまいます。

また、中高生に人気の「TikTok」についても、1時間あたり500MBの通信量になりますので、スマホヘビーユーザーの中高生は1GBプランでは物足りないと感じると思います。

ゲーム等に関しては外出先でする通信量というのはそこまで多くありませんが、ゲームを始めるときの初回ダウンロードは1GB近いものもありますので、同じく物足りないと感じると思います。

他の項目については、格安simでも問題無く運用できる通信量のため、割愛致します。

では、これらをどのようにすれば対処できるのかをご紹介します。

賢いプラン選定と使い方

格安simを運用していく上で一番ネックになるのが2点あります。

  • 通信容量
  • 電話料金

おそらく、電話料金についてはLINEの無料電話を駆使すれば、まったく問題ないと思うのですが、通信容量についてはかなり厳しいものがあります。

しかし、これらを解決する方法が2つあります。

1.自宅でWifi接続をする方法

自宅にネット回線を引いている家も多いと思いますので、外出先で通信容量を減らすためにも、ゲームの更新時は自宅でダウンロードする等の工夫をすることで通信量を節約することができます。

また、Youtubeに関してはYoutubeプレミアムという月額サービスが最近実施されました。

これを活用すると、今までできなかった動画のダウンロードが可能になります。これにより、30日間のオフライン再生が可能となります。さらに、広告も表示されなくなりますので、動画の視聴が快適になります。

自宅のネットであらかじめダウンロードしておけば、通信容量の節約になります。

金額については、

  • ファミリープラン→月額¥1,780/月同世帯で家族 5 名(13 歳以上)まで追加可能
  • 学割プラン→月額¥680/月

となっています。

学割プランは2020年2月現在では、大学生以上を対象としているようで、中学や高校は登録選択ができませんでした。

そうなると、ファミリープランがお得なのかなと思います。

2.格安simのプランをうまく選定する方法

格安simでもメーカー+プランが山のようにあります。

その中でもYoutubeに特化した場合であれば、BIGLOBEモバイルがおすすめです。

こちらの格安simでは、月額480円(税別)でYoutubeの動画視聴でのデータ消費が無くなるエンタメフリープランというオプションがあります。

これを利用すれば、月額2000円ほどでYoutubeの視聴ができる格安simが可能となります。

このようにプランをうまく活用することで、値段を抑えながら充実した環境を作り出すことが可能です。

まとめ

格安simは費用をたくさん抑えられて非常に節約できますが、一方でデメリットというのもご覧いただけたかと思います。

中学生や高校生は、「自分の自由なことをしたい!」と思っていますので、無理に束縛しないようにするためにも、格安simの選定を間違えないように注意しましょう。

家計を節約したいからといって、月額900円ほどの1GBプランを組むときっと後悔することになります。

快適にできる範囲で節約することが非常に大切ですので、ぜひこれらの知識をご活用ください。