中古スマホを購入したいけど、万が一のときにクーリングオフってできるのかな?
こういったお悩みがあると思います。
結論から述べると、 中古スマホの購入でクーリングオフは適用できません。
じゃあ、購入した中古スマホは返品できないの?
こういった疑問が出てくると思います。
ここでは、クーリングオフの定義と、中古スマホを間違えて購入してしまった場合の対処方法についてご紹介いたします。
まずはじめに、中古スマホの購入後にクーリングオフが適用できない理由を解説していきます。
中古スマホの購入後にクーリングオフが適用できない理由
中古スマホを購入するときには、主に3つのパターンがあります。
- 実店舗での購入
- ネット通販で購入
- フリマアプリで購入
これらの購入方法についてはクーリングオフ制度の対象外になります。
クーリングオフってなんでも適用できないの?
そうなんです。
クーリングオフ制度を使うには一定の条件が必要になります。
では、クーリングオフ制度ってそもそもどういう制度なのかをご紹介します。
そもそもクーリングオフってどういう制度?
僕はその名の通り、「 頭を冷やす」という意味で捉えています。
クーリング・オフとは、契約の申し込みや契約の締結時をした場合であっても、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
「一定の期間」というのは、契約方法によって異なります。
具体的にクーリングオフが適用できる契約は、独立行政法人の国民生活センターに記載されています。
- 訪問販売(キャッチセールス、アポイントメントセールス等を含む):8日間
- 電話勧誘販売:8日間
- 連鎖販売取引:20日間
- 特定継続的役務提供(エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、パソコン教室、結婚相手紹介サービス):8日間
- 業務提供誘引販売取引(内職商法、モニター商法等):20日間
- 訪問購入(業者が消費者の自宅等を訪ねて、商品の買い取りを行うもの):8日間
※上記販売方法・取引でも条件によってはクーリング・オフできない場合があります。
クーリングオフの適用ができるシチュエーション
ある日の出来事…
〇〇株式会社営業担当の△△と申します。弊社で誰でも稼げるツールがございまして、もしよろしかったらご購入いただけないかと電話いたしました!
なんかめっちゃ怪しいやつから電話来た…。はぁ…。
今なら初回購入者限定で198,000円のところを29,800円で販売しております!
え!めっちゃ安くなってるやん、とりあえず契約してみるか!わかりました契約します!
後日…
何も稼げないし!騙された!あ、でも契約から3日しか経ってないから、クーリングオフ制度ができるな…。
こういったシチュエーションですね。
契約者が冷静な判断ができない状態で締結した契約が対象となります。
したがって、中古スマホの購入は「自らの意思で購入を決定し、かつ冷静な状態のため」この制度の適用外となります。
では、中古スマホの購入時に間違って購入してしまったらどうすればいいのか?をご紹介します。
中古スマホの購入後にクーリングオフ以外の選択肢
中古スマホを間違って購入してしまった場合の手順としては、まず返品が考えられます。
中古スマホの返品については、取り扱っている販売店によって異なるため、取り扱っているメーカーのHPを確認するのが一番良いです。
代表的な中古スマホの販売店はこちらです。
一部の店舗では中古スマホに関して返品の定義を明言しています。
そちらの条件を確認してから、購入をする必要があります。そうしなければ返品対応いただけないことがあります。
しかし、こちらの店舗では中古スマホのトラブルの原因でもある赤ロムに対しても保証を行っていますので、購入後のトラブルも少ないと思います。
赤ロムについて詳しく知りたい方は【赤ロムって何?】中古スマホで赤ロムを掴まないようにする方法で紹介しています。
また、フリマアプリについては、購入後トラブルにならないためにも、出品者に事前確認を入れるのがよいでしょう。
中古スマホの購入後にクーリングオフはできるのか?まとめ
まとめです。
もう一度書きますが、中古スマホの購入でクーリングオフは適用できません。
また、「クーリングオフ=返品」ではありません。
これらを理解した上で中古スマホを購入するようにしましょう。
そうすれば、中古スマホ購入後のトラブルも極力おさえることができます。
参考になれば幸いです。