格安simに乗り換えるときに重視する項目として通信速度があります。
しかし、高速通信枠を使い切ってしまった場合、どのくらいの速度低下があるのか心配ですよね?
ここでは、格安simに利用制限がかかったときの最低速度についてご紹介致します。
格安simの最低速度とその速度で利用できるサービス
格安simの速度制限がかかったときの速度ってどのくらい?
格安simの通常時の通信速度はある程度理解しているのですが、万が一制限がかかったときの速度を理解している人は少ないです。
下記に主要格安simメーカーと通信速度制限後の速度を表にまとめます(2020年2月現在)。
メーカー | 通信速度制限後 |
---|---|
UQmobile | 300kbps |
Y!mobile | 128kbps |
楽天モバイル | 200kbps |
BIGLOBE | 200kbps |
LINEモバイル | 200kbps |
mineo | 200kbps |
OCNモバイルONE | 200kbps |
IIJmio | 200kbps |
上記のように多くの格安simでは制限速度がかかったときの速度は200kbps程度で、テキスト程度の通信であれば、問題のない速度です。
速度制限がかかった場合でも動作可能な操作
具体的には下記のような用途であれば、問題なく使用できます。
- LINE等のテキスト中心のアプリ
- SMS等のメッセージアプリ
- オフラインで再生可能な音楽や動画視聴
しかし、オンラインを利用した高画質の画像閲覧や動画視聴といったサービスを利用するとなると、かなり不便な速度でもあります。
速度制限がかかった環境で動作困難な操作
速度制限がかかった環境では以下のような操作は困難になります。
- Youtubeでの動画視聴
- 画像が多いサイトの閲覧
- Instagram等の高画質写真が主体のSNS
高画質の画像になると、500kB程度の画像になりますので、これを読み込むだけでも20秒程度かかってしまいます。
本記事のアイキャッチ画像に使用されている画像は100kB程度に圧縮しているため、ある程度は軽量化を考えて設計しています。
これくらいのサイトであれば、閲覧は十分に可能だと思われます。
とはいえ、「速度制限にかからないようにする方が快適」だと思いますので、今回は「格安simで速度制限を回避する方法」についてもご紹介致します。
格安simで速度制限を回避するためにはどうするか?
テキスト速度制限を回避するにはどうすれば良いの?
こういったお悩みになると思います。
これには3通りの解決方法があります。
格安simで速度制限を回避する3つの方法
- Wifi環境での使用
- 適正プランの利用
- 高速データ通信と節約モードの切り替え
それぞれに詳しく解説していきます。
Wifi環境での使用
自宅にWifiが飛んでいる場合には、Wifiを使うことで格安simのデータ通信を抑えることができます。
また、外出先でもフリーWifiがありますので、必要に応じて使用すると良いです。
ただ、フリーWifiは悪意のある者からの攻撃リスクはありますので、「セキュリティが万全で無いと感じるのであれば、使用は避けたほうが良い」かもしれません。
適正プランの利用
格安simのデータ使用量に合わせて、プランの選定をすることを推奨します。
例えば、外出先で動画をたくさん観るにも関わらず、1GB/月のプランに申し込んでいる場合はすぐにプランの見直しを行った方が良いです。
逆に、動画もネットサーフィンもほとんどしないのであれば、1GB/月のプランに変更して、月々の料金を下げる方が賢いです。
使用者によって最適なプランは異なりますので、難しいのですが、適正プランを利用することで、速度制限がかからないようにすることが大切です。
高速データ通信と節約モードの切り替え
高速データ通信と節約モードが選べる格安simが出てきました。
これは、自分で「節約モードを選択すると速度制限がかかり、その代わりに高速データ通信を消費しない」というものです。
例えば、高速通信が不要なテキストのやり取りや画像があまり貼られていないサイトの閲覧などでは、節約モードを使用してデータ通信料を消費しないという使い方が可能です。
これにより、速度が必要なところでは高速通信、速度が不要なところでは節約モードといった使い分けをして、より効率的にデータ通信をすることが可能です。
まとめ
今回は格安simの速度制限からその対策についてをご紹介しました。
先ほどの高速データ通信と節約モードの切り替えは格安simの中でも採用されているメーカーとされていないメーカーがあります。
そのため、速度制限にかからないために一番大切なことは、「適正なプランを選定し、Wifiを使用しデータ通信料を抑えること」になります。
参考になれば幸いです。