車購入時にローンで支払いをすると金利として利息がかかってきます。
このローンの利息がもったいないと思ったことはありませんか?
実は僕もそう思っていて、バイクを購入したときは一括で支払いをしました。
しかし、近年になっていろいろな視点から物事を見れるようになり、一概にローンは無駄ではないという価値観がわかりはじめました。
この利息の考え方についてご紹介致します。
ローン支払いという選択は考え方次第で無駄ではない
まず始めに、ローンシュミレーションの例を示した後に、ローンの考え方について、それぞれのレベルに合った考え方をご紹介し、その後にその理由について述べたいと思います。
最初に、事例としてローンシュミレーションの例をご紹介します。
- 自動車ローン 借入金:2,500,000円 返済期間:5年 年利:4% 支払い回数:60回(月払い)
- 分割支払金合計:2,762,478円
- 分割支払い手数料:262,478円
シュミレーション結果についてはイオンプロダクトファイナンス様のオートローンシュミレーションを使いました。→オートローンシュミレーション
結果から、250万円を借り入れ、5年ローンを年利4%で組むと分割支払い手数料が262,478円必要になるということがわかります。
では、この結果を元にどのような考え方があるのかを紹介します。
- 初心者・・・ローンするしかない
- 中級者・・・ローンはもったいない
- 上級者・・・ローンという選択肢もあり
ローンの考え方:初心者
自動車を購入するには手持ちが無いからローンして購入するしかないという考え方です。
ローン購入による金利の概念がまったく無く、先ほどのシュミレーション結果で例えると、262,478円を多く払っていることに気づいていない可能性があります。
もちろん、ローンがダメと言っているのではなく、ここで言いたいことは、「お金が無いから、ローンでいいや」という安易な考え方をやめましょうということです。
しっかりとお金を貯めてから購入できれば、それだけで262,478円節約することに繋がります。
ローンの考え方:中級者
親族にお金を借りて、ローンの金利を無くす方が良い、また一括で買えるまで貯金をしてから一括で買うという考え方です。
これは考え方として、親族に借りる無利子のローンはかなり有用だと思います。
理由としては、手持ちのお金も一気に減ることがなく、さらに支払い期日に融通が利くからです。
また、一括による支払いも負債を手元に残さない、金利を発生させないという上では有用だと思います。
ローンの考え方:上級者
最後に上級者編になります。
これは、ローンをしている間に手持ちのお金を使って更に稼ぐ方法を見つけるという考え方です。
レベルの高い領域の考え方で、例えば、2,500,000円を元手に年利2%の資産運用をしたとします。
シュミレーションをすると、5年後には2,762,698円となりの262,698円の利益が出ます。
先ほどの5年ローンの分割支払い手数料との差は262,698-262,478=220となり220円の利益になります。
すると、250万円を一括で支払うよりも最終的な差額を増やすことができます。
あくまで一例ですが、上級者はローンの考え方をこのようにトータルで見たときに資産が増えるように持っています。
主に経営者やビジネスマンの考え方なので、一般人向けではありませんが、頭の片隅においておくと役に立つときが来るかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は具体的な数値も入力しての計算だったため、イメージが付きやすかったのではないかと思います。
やはり、ローンにおいては考え方をしっかりと持った上で借り入れる必要性があると思います。
何も考えずにお金を借りていては、負債が増える一方なのであまりオススメできません。
ローンを組むときには手元に残るお金をどのように使っていくか、また、ローンをする必要が本当にあるのか?を考えた上で、ローンという選択肢を取れるようにしましょう。